スウェーデンのTTOLLBRINGの基本的なシュートテクニック

swe9-1 swe9-2

この選手のシュートテクニックの特徴は、空間に跳び上がり、バックスイング後に、ボールを上下に動かしながらゴールキーパーを窺い、遠目にシュートする場合はサイドスローに切り替えて、上、下、股下と同じフォワードスイングで打ち分けるところに特徴がある。

わずかな時間に手首の動きによってボールを数度振り(上げ下げで1回とすれば、上図は2回半、下図は1回半)タイミングをとりながら、キーパーに対してタイミングやシュート方向のフェイク情報を送っているように見える。

シュート成功率にもっとも貢献しているテクニックは、下の図では⑩にあたる動作であるが、このフォームから右方向の上、下そして股下を打ち分けてくることである。これはフォワードスイングの中間であり、ゴールキーパーからみれば最終的な判断の時機である。同じようなスイングから3方向を打ち分けられるとゴールキーパーとしては、判断が非常に難しいと考えられる。

近めのシュート(左方向)のシュートの場合は、下図⑦の時点で、オーバースイングで身体を捻るようにシュートする。この⑦の時点が、そのままのフォームから近めをうつか、サイドスローに切り替えて遠目を打つかの判断のポイントになっている。

ホームページに戻る